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カイザキ

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去りゆく一切は
いちいちヘコんでたら、いちにちヘコんでなきゃいけないだろ
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流動体のスピード競争
某宗教問題を考える本を読んでいたら面白いくだりが見つかったのでご紹介。
 

中沢 「これからは情報を操作したり、アドバタイズメントという形で欲望を喚起していくことで、社会は超資本主義システムとして運動していく。情報や貨幣がコンピュータのオンライン・システムによって世界を駆けめぐる、という社会が実現していった。」
 
浅田 「資本主義の表層を高速度で駆け回る情報や貨幣などの形のない流動体がすべてという感じですね。実際、ファンド・マネージャーなんかは、現実にそこに生きているわけだし。」
 
中沢 「生産が軽視されていった。」
 
 ~中略~
 
浅田 「そこでは、表層だけがすべてになってしまい、表層において誰が一番早く走れるかだけを考えることになる」
 
 ~中略~
 
中沢 「しかし、現実の貨幣と情報などの流動体のスピード競争にしても、彼の妄想体系にしても、どちらも閉塞状態であることには変わらない。最後はどっちが先に自己崩壊してゲームをやめるかの競争になる。」


文藝春秋編 『「オウム事件」をどう読むか』 1995 文藝春秋社 より
オウムとは何だったのか 中沢新一・浅田彰
 
 なんとなく、ホリエモンを連想させるなー、とか思ったりしました。
 最近のなんでもかんでも堀江が悪い、堀江がやってきたこと全否定、みたいな流れはあんまり好きじゃないんで、UPするかどうか一瞬迷ったのですが、なかなか面白い内容だったのでUPしてみました。
 
 モノをつくる人が軽視されて、情報や貨幣といった形のないものを操る人がチヤホヤされる時代的雰囲気というのは、確かにあると思うんですね。
 
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